バチカンの国旗

バチカンの国旗
バチカンの旗
用途及び属性 市民・政府・軍隊陸上?
縦横比 1:1
制定日 1929年6月7日
使用色
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バチカン国旗は黄と白の縦二色旗であり、旗尾側の白地中央に、国章に近い紋章を配した旗。長方形ではなく正方形。紋章は金と銀の聖ペテロに与えられた「天国の鍵」)、および教皇冠がデザインされている。

1929年ローマ教皇ピウス11世がラテラノ条約を結び、バチカンの領域や主権が確定されるのに伴って、旗も制定された。以前の教皇領の旗に紋章を加えたデザインに近くなっている。

  • ? 教皇領の旗、~1808年
    現在使われていない歴史的な旗? 教皇領の旗、~1808年
  • ? 教皇領の旗、1803年~1825年
    現在使われていない歴史的な旗? 教皇領の旗、1803年~1825年
  • ?教皇領の旗、1825年~1870年
    現在使われていない歴史的な旗?教皇領の旗、1825年~1870年
  • ?ローマ共和国として使われた旗の一つ、1849年
    現在使われていない歴史的な旗?ローマ共和国として使われた旗の一つ、1849年
  • ?教皇領の旗、1808年~1870年
    現在使われていない歴史的な旗?教皇領の旗、1808年~1870年
  • スイス衛兵の旗
    スイス衛兵の旗
  • ?現在の国旗(縦横比2:3の別タイプ)
    代替の旗?現在の国旗(縦横比2:3の別タイプ)

異なるデザイン

教皇冠の下部は本来白色だが[1]、赤色に着色されたバージョンが誤って用いられる事例がしばし発生している。誤ったバージョンの国旗が広まった背景には、ウィキメディア・コモンズに投稿されたFile:Flag of the Vatican City.svgの2006年から2007年および2017年から2022年までのバージョンで教皇冠の下部を赤色にしていたことが挙げられている。国旗の絵文字でも同様に誤ったバージョンが用いられている。なお教皇庁の紋章の教皇冠の下部は赤色で、混同された可能性が指摘されている[2]

  • オーストリア首相との会談にて(2015年)。本来の教皇冠の配色。
    オーストリア首相との会談にて(2015年)。本来の教皇冠の配色。
  • 日本・バチカン首脳会談にて(2019年)。教皇冠の下部を赤色にしており、誤りとされる。
    日本・バチカン首脳会談にて(2019年)。教皇冠の下部を赤色にしており、誤りとされる。
  • 教皇庁の紋章
    教皇庁の紋章

関連項目

脚注

  1. ^ “Bandiera”. Stato della Città del Vaticano (2018年7月3日). 2023年9月21日閲覧。
  2. ^ “Wikipedia had the wrong Vatican City flag for years. Now incorrect flags are everywhere”. Catholic News Agency (2023年4月8日). 2023年9月21日閲覧。

外部リンク

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  • Flags of the World
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自治領等
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バチカンは国際連合非加盟。
「その他」は国家の承認を得る国が少ない、または無い国であり、国際連合非加盟。国家承認を得た国連非加盟の国と地域の一覧独立主張のある地域一覧も参照。
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