スロベニアの国旗

スロベニア国旗は、1991年制定された。[1] スラブ色であるの横縞3色に分かれる。[1] 縦横比は異なるが、この配色はスロバキアの国旗ロシアの国旗と同様である。[1] 旗竿寄りに位置するのはスロベニアの国章である。[1]

スロベニアの国旗
スロベニアの旗
用途及び属性 市民・政府・軍隊陸上、軍隊海上?
縦横比 1:2
制定日 1991年6月27日
使用色
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  • 大統領旗
    大統領旗
  • 首相旗
    首相旗
  • ?商船旗および政府用海上旗 縦横比2:3
    市民・政府海上?商船旗および政府用海上旗 縦横比2:3
  • 海軍用国籍旗
    海軍用国籍旗
  • ?現在の国旗(縦横比2:3の別タイプ)
    代替の旗?現在の国旗(縦横比2:3の別タイプ)

歴史

白、青、赤の三色旗1848年革命のときにはじめて掲げられ[2]、19世紀後半にはスロベニアの象徴として認識されてきている。この三色はかつてのカルニオラ公国の国章の配色に由来するとも、パンスラヴ主義の影響であるとも言われる。[3] 第二次世界大戦中は、枢軸側・連合側双方の民兵が、この三色が含まれた旗を用いていた。第二次世界大戦後のユーゴスラビア社会主義連邦共和国スロベニア社会主義共和国だった時代には、真ん中に社会主義国の象徴である赤い五角星がついていた。[2] 1991年の独立に伴い、6月に赤い星は外され、国章が付けられた。[2]

2000年代初頭、スロバキアロシアの国旗との混同を避けてスロベニアの存在感を高めようと国旗変更が議論されたが、実現には至らなかった。[4]

検討された国旗

類似の意匠

注釈

  1. ^ a b c d 柴、ベケシュ、山崎、p.20
  2. ^ a b c 柴、ベケシュ、山崎、p.21
  3. ^ 柴、ベケシュ、山崎、pp.20-21
  4. ^ 柴、ベケシュ、山崎、pp.21-22

参考文献

  • 柴宜弘、アンドレイ・ベケシュ、山崎信一編著『スロヴェニアを知るための60章』明石書店、2017年9月10日。ISBN 978-4-7503-4560-4。 

関連項目

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