Revision Control System

Revision Control System
開発元 GNUプロジェクト
初版 1982年 (42年前) (1982)
最新版
5.10.1[1] ウィキデータを編集 / 2 2月 2022
リポジトリ
  • git.savannah.gnu.org/cgit/rcs.git
ウィキデータを編集
対応OS Unix系
種別 バージョン管理ソフトウェア
ライセンス GNU GPL 3
公式サイト www.gnu.org/software/rcs/
テンプレートを表示

Revision Control SystemRCS)は、初期のバージョン管理システムの1つ。プログラムや文書などの頻繁に改版されるテキストの管理に使われる。能率や機能は限定されるが、バイナリファイルのバージョンも管理できる。バージョンの記録にはdiffユーティリティを利用している。

RCS は、Walter F. Tichy が 1980年代にパデュー大学に在籍していたころ開発した。早くとも2011年10月まではパデュー大学で保守されていた[2]。2013年5月現在、GNUプロジェクトの一部となっている。

バージョン管理はファイル単位で行い、プロジェクト全体を管理するといった概念はなく、複数のユーザーが同時に作業することも想定していない。このため、CVSなどのプロジェクトをサポートできるソフトウェアに取って代わられた。しかし1人で使う場合、例えばサーバの構成ファイルや自動化スクリプトなどを管理する用途には充分な機能を持ち、デーモンなどが不要で軽量・単純という利点もあることから、現在もRCSが使われる場面がある。CVS は本来、RCS を利用して構築されていた。

ウィキエンジンの中には、ページのリビジョンを格納するために RCS を使っているものもある(TWikiなど)。

参考文献

  • Walter F. Tichy: RCS--A System for Version Control. In: Software--Practice and Experience. July 1985. Volume 15. Number 7. Pages 637-654. References to the paper at CiteSeer

脚注

  1. ^ “GNU RCS 5.10.1 available” (英語) (2 2月 2022). 3 2月 2022閲覧。
  2. ^ “Official RCS Homepage”. 2013年5月31日閲覧。“5.8版配布物件のタイムスタンプ”. 2013年5月31日閲覧。

外部リンク

  • RCS at Purdue
  • RCS at GNU
  • RCS(1) マニュアル
  • The RCS MINI-HOWTO - Linux JF Project
括弧内の年は正式バージョンのリリース年。†の製品はリリース終了、もしくは更新が長期間途絶えている製品。
ローカルのみ
フリー/オープンソース
  • SCCS (1972)
  • RCS (1982)
  • CSSC (2005)
プロプライエタリ
  • PVCS(英語版) (1985)
C/S型
フリー/オープンソース
プロプライエタリ
分散型
フリー/オープンソース
  • BitKeeper (1998)†
  • GNU arch (2001)†
  • Darcs(英語版) (2002)
  • DCVS(英語版) (2002)†
  • SVK(英語版) (2003)†
  • Monotone(英語版) (2003)†
  • Codeville(英語版) (2005)†
  • Git (2005)
  • Mercurial (2005)
  • Bazaar (2005)
  • Fossil (2007)
  • Veracity(英語版) (2011)
プロプライエタリ
  • TeamWare(英語版) (1990年代?)†
  • Code Co-op(英語版) (1997)†
  • Plastic SCM(英語版) (2006)
概念
  • カテゴリ
  • 一覧
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