2019年アジア太平洋ろう者競技大会

第9回アジア太平洋ろう者競技大会
9th ASIA PACIFIC DEAF GAMES
第九屆亞太聾人/聽障運動會
開催都市 香港の旗 香港 沙田
参加国・地域数 32カ国・地域
競技種目数 12競技
開会式 2019年11月1日(中止)
閉会式 2019年11月11日(中止)
夏季
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2023年開催地未定 »
オリンピックの旗 Portal:オリンピック
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2019年アジア太平洋ろう者競技大会9th ASIA PACIFIC DEAF GAMES、2019ねんアジアたいへいようろうしゃきょうぎたいかい)は、2019年11月1日から11日まで中華人民共和国香港特別行政区の沙田(シャティン)で開催される予定だった第9回アジア太平洋ろう者競技大会。

2019年逃亡犯条例改正案に反対するデモが発端となった2019年香港民主化デモによる影響で、選手の安全確保また公正な競技施行に影響を及ぼす可能性が払拭できないとして、大会を目前に控えた10月10日大会の中止が決定された。

開催中止

詳細は「2019年-2020年香港民主化デモ」を参照

2019年3月31日に香港で発生したデモを起因とした2019年香港民主化デモにより、香港各地は大混乱に陥った。

4月28日のデモでは主催者発表で13万人、警察発表で22,800人だったのが、6月9日の第3回デモでは主催者発表で103万人、警察発表で24万人と大幅に膨れ上がり、わずか1週間後の6月16日のデモでは主催者発表で200万人、警察発表で33万8千人と、香港の人口の約5 - 25%の人が参加している状況に陥った。

9月4日には香港政府行政長官がデモの発端となった逃亡犯条例改正案の完全撤廃を正式表明するも、この発端に便乗した「五大要求」の他4要求に応じない姿勢を改めて強調。デモの沈静化を期待されていたが、事態は収束の兆しを見せなかったことから、香港行政区内ではデモの長期化が懸念された。

その結果、10月10日、アジア太平洋ろう者スポーツ連合(Asia Pacific Deaf Sports Confederation、APDSC)及び2019香港アジア太平洋ろう者競技大会組織委員会(the 2019 Hong Kong Asia Deaf Pacific Games Orfanizing Comittee)は、デモの長期化が懸念され、予定されていた選手の滞在や競技会場への移動手段が確保できず、またデモの状況によって選手の安全確保や公正な競技施行に影響を及ぼす可能性が払拭できないとして、大会中止を発表した。

参加予定国・地域

参加する国および地域の選手団[1]
  •  オーストラリア (AUS)
  •  バーレーン (BRN)
  •  中国 (CHN)
  •  香港 (HKG) (開催国)
  •  インドネシア (INA)
  •  インド (IND)
  •  イラン (IRI)
  •  イラク (IRQ)
  •  日本 (JPN)
  •  カザフスタン (KAZ)
  •  韓国 (KOR)
  •  サウジアラビア (KSA)
  •  キルギス (KGZ)
  •  クウェート (KUW)
  •  マカオ (MAC)
  •  マレーシア (MAS)
  •  モンゴル (MGL)
  •  ミャンマー (MYA)
  •  ニュージーランド (NZL)
  •  パキスタン (PAK)
  •  フィリピン (PHI)
  •  北朝鮮 (PRK)
  •  シンガポール (SGP)
  •  タイ (THA)
  •  チャイニーズタイペイ (TPE)
  •  アラブ首長国連邦 (UAE)
  •  ウズベキスタン (UZB)
2015年桃園大会に参加したが、2019年沙田大会に参加を予定しなかった国々(NCSDベース) 2019年沙田大会に参加予定だったが、2015年桃園大会に参加しなかった国々(NCSDベース)

実施予定だった競技

脚注

  1. ^ MEMBER ORGANIZATION | 9APDG Hong Kong 2019