高橋みゆき

曖昧さ回避 この項目では、元バレーボール選手について記述しています。歌手の同名の人物については「高橋みゆき (歌手)」をご覧ください。
曖昧さ回避 髙橋美夕紀」あるいは「高橋美由紀」とは別人です。
高橋 みゆき
Miyuki Takahashi
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1978-12-25) 1978年12月25日(45歳)
出身地 山形県山形市
ラテン文字 Miyuki Takahashi
身長 170cm
体重 63kg
血液型 O型
選手情報
愛称 シン
ポジション WS
利き手
スパイク 285cm
ブロック 280cm 
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高橋 みゆき(たかはし みゆき、1978年12月25日 - )は、日本の元女子バレーボール選手、タレント。山形県山形市出身。ニックネームはシン[1]フレイヴ_エンターテインメント所属。

家族

バレーボール一家で、自動車整備工場を営む父・母・兄(2歳年上[2])・弟2人(2歳年下[2]と4歳年下[2])の6人家族の長女として生まれた。

父は山形県出身で、山形県立山形工業高校を卒業後、千葉県に上京。実業団チーム「市川毛織」に所属。大古誠司が所属していた「日本鋼管」と対決したことがある[3]。母は千葉県出身[2]で元選手[4]

兄は、父がコーチとして務めた山形東小学校のバレーボール少年団を経て、地元の9人制のクラブチームでプレーしていた[4]

2歳年下の弟は東北福祉大学を卒業。2007年秋田国体で、選手としてプレーとして実現したいかどうかだったので、秋田県の町役場に就職。その後沖縄県にある9人制チーム「中部徳洲会」でプレーしていた[5]

4歳年下の末っ子はVリーグチーム「豊田合成トレフェルサ」で活躍した高橋和人[6]

来歴

小学校1年生のときに父親が指導するスポーツ少年団に入り、バレーボールを始め、1997年NECレッドロケッツに入団。1999年、第6回Vリーグで新人賞を獲得と共に、チームのリーグ(全勝)優勝に貢献した。2002年度から2004年度まで主将を務めた。チーム練習において手を抜くことから“手抜きのシン”と陰口を叩かれていたが、当時の監督であった葛和伸元から「お前はうまいだけのキャプテンじゃ。そんな選手はいらん」と叱られたことで改心した。

2000年、全日本代表に初選出。2001年からは全日本の主軸として活躍し、同年のグラチャンで銅メダルを獲得し、自身もサーブ賞を獲得した。

2002年世界選手権では全日本代表の主将を務めたが、成績は過去最低順位に終わり、アジア大会では中国、韓国に敗れた。このことから後に柳本晶一が全日本女子監督に就任した際、日本バレーボール協会から「代表に選ぶな」と言われたほど、協会内での評価は低迷していた。しかし柳本はキーマンの吉原知子竹下佳江が勝負に突き進む性格のため、逆に明るい性格でチームの潤滑油になりうる存在として高橋を招集した。柳本監督が就任以降、ライトにコンバートされ、2003年ワールドカップでは、123得点を挙げ、スパイク決定率4位の活躍。ポジションはライトを任されるまでは、レフト一筋であった。その為柳本からは正ポジションを獲得する為に敢えて吉原と同ポジションで競わされた。

2004年アテネオリンピック出場も果たした。アテネオリンピックでは高橋の不調が成績低迷の一因となり、チームを纏めることが出来なかった。五輪以降はヨーロッパチームへの移籍などを通じて明るいキャラクターだけではなく、時には厳しい姿勢でチームを牽引するようになった。Vリーグでは3シーズン連続サーブ賞をはじめ第9回大会でMVPを受賞、3回の優勝経験をもつなど国内外で活躍した。

2005年ワールドグランプリでは、ポジションが本来のレフトに戻ると共に、副主将を任命され、ムードメーカーとしてチームを牽引し、同大会の決勝ラウンドで得点王を獲得した。

2005年8月から2シーズン、チームからの海外派遣という形で、セリエAのヴィチェンツァでプレーした。2005年10月9日、キエーリ戦でデビューを果たし、ヴィチェンツァは3-2で勝利したが、高橋は出場時間が短く、得点をあげるには至らなかった。当初、1年限りの派遣予定だったが、高橋本人の希望で期間延長された。その後はヴィチェンツァでは攻守に欠かせない存在となり、エースとして活躍した。

2006年5月より全日本に復帰し、同年の世界選手権では主将の竹下佳江菅山かおる杉山祥子らとともにチームを牽引し、自身もエースとしてオランダ戦では26得点を挙げる活躍を見せた。

2007年9月、NECレッドロケッツへ復帰した。第14回アジア選手権で日本を24年ぶりの優勝へ導くと共に、自身もMVPを獲得した。同年のワールドカップに2大会連続で出場した。2008年8月、北京オリンピックに出場。

2009年6月、NECレッドロケッツを退団した。エイベックスと芸能活動などに関する専属契約を結んだ。当面は競技から離れる意向を示唆していた。

2011年11月14日、トヨタ車体クインシーズへの入団が発表された[7]。現役復帰は2年5ヶ月ぶりとなる[8]。2012年4月に退団[9]

2015年4月25日、一般男性との結婚を発表[10]

2018年7月11日、第一子となる男児を出産[11][12]

球歴

所属チーム

受賞歴

出演

テレビ番組

ほか多数

テレビコマーシャル

著書

  • シン! (実業之日本社、2008年) ISBN 9784408451527

参考文献

  • 吉井妙子『女子バレーの女神たち』2006年 ぴあ社刊 ISBN 4-8356-1642-1、67-77頁
  • 吉井妙子『甦る全日本女子バレー―新たな闘い』 2004年、ISBN 978-4532164607

脚注

  1. ^ 全日本代表ユニフォームのシャツネーム『SHIN』は、チームメートからつけられたニックネームで、心技体の「心」(SHIN)を表す。「心を強く」という意味がこめられている。
  2. ^ a b c d 高橋みゆき (2008). シン!. 実業之日本社. p. 20 
  3. ^ 高橋みゆき (2008). シン!. 実業之日本社. p. 21 
  4. ^ a b 高橋みゆき (2008). シン!. 実業之日本社. p. 22 
  5. ^ 高橋みゆき (2008). シン!. 実業之日本社. p. 22-23 
  6. ^ 高橋みゆき (2008). シン!. 実業之日本社. p. 23 
  7. ^ “新加入選手のお知らせ”. トヨタ車体クインシーズ (2011年11月14日). 2011年11月14日閲覧。
  8. ^ “元全日本女子・高橋みゆきがトヨタ車体に入団 2年5カ月ぶり復帰へ=バレー”. sportsnabi (2011年11月14日). 2011年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年11月14日閲覧。
  9. ^ トヨタ車体クインシーズ. “退団選手について”. 2012年4月21日閲覧。
  10. ^ https://ameblo.jp/takahashi-miyuki/entry-12018761282.html
  11. ^ https://ameblo.jp/takahashi-miyuki/
  12. ^ “元バレーの高橋みゆきさんが第1子男児出産「本当に大変で感動しました」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2018年7月11日). https://www.oricon.co.jp/news/2115368/full/ 2018年7月11日閲覧。 

関連項目

外部リンク

  • 高橋みゆき - Olympedia (英語)Edit on Wikidata
  • 高橋みゆき - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)Edit on Wikidata
  • 高橋みゆき - セリエA (イタリア語)Edit on Wikidata
  • 高橋みゆき オフィシャルブログ 「Miyuki Takahashi」 - Ameba Blog(2009年7月1日 - )
  • Miyuki Takahashi (@shin_miyukichi) - Instagram
Vリーグ女子 最高殊勲選手賞/最優秀選手賞
日本リーグ
1960年代
1970年代

70-71 古川牧子 / 71-72 松村勝美 / 72-73 飯田高子 / 73-74 岡本真理子 / 74-75 飯田高子 / 75-76 白井貴子 / 76-77 会田きよ子 / 77-78 白井貴子 / 78-79 清水睦子 / 79-80 横山樹理

1980年代

80-81 横山樹理 / 81-82 江上由美 / 82-83 江上由美 / 83-84 江上由美 / 84-85 中田久美 / 85-86 中田久美 / 86-87 杉山加代子 / 87-88 ローズ・メジャーズ / 88-89 大林素子 / 89-90 斎藤真由美

1990年代

90-91 中田久美 / 91-92 中田久美 / 92-93 大林素子 / 93-94 大林素子

Vリーグ
1990年代
2000年代

00-01 吉原知子 / 01-02 先野久美子 / 02-03 高橋みゆき / 03-04 佐々木みき / 04-05 仁木希 / 05-06 栗原恵

V・プレミア
リーグ
2000年代

06-07 先野久美子 / 07-08 荒木絵里香 / 08-09 張越紅 / 09-10木村沙織

2010年代

10-11 キム・ヨンギョン / 11-12 荒木絵里香 / 12-13 長岡望悠 / 13-14 新鍋理沙 / 14-15 近江あかり / 15-16 長岡望悠 / 16-17 古賀紗理那 / 17-18 石井優希

V.LEAGUE
DIVISION1
2010年代
2020年代

20-21 小幡真子 / 21-22 井上愛里沙 / 22-23 古賀紗理那 / 23-24 古賀紗理那

Vリーグ女子新人賞
日本リーグ
1970年代

74-75 該当者なし / 75-76 須藤佳代子 / 76-77 江上由美 / 77-78 結城てり江 / 78-79 キャロル・ピーターセン / 79-80 吉川良子

1980年代

80-81 杉山加代子 / 81-82 中田久美 / 82-83 置田佳子 / 83-84 松並早苗 / 84-85 宮島恵子 / 85-86 益子直美 / 86-87 高橋有紀子 / 87-88 佐藤伊知子 / 88-89 廣紀江 / 89-90 福田記代子

1990年代

90-91 該当者なし / 91-92 多治見麻子 / 92-93 小林あい子 / 93-94 森山淳子

Vリーグ
1990年代

94-95 備前夕子 / 95-96 中野由紀 / 96-97 佐々木みき / 97-98 満永ひとみ / 98-99 杉山祥子 / 99-00 高橋みゆき

2000年代

00-01 大友愛 / 01-02 冨田寧寧 / 02-03 井村仁美 / 03-04 大山加奈 / 04-05 河村めぐみ / 05-06 木村沙織

V・プレミア
リーグ
2000年代

06-07 石川友紀 / 07-08 坂下麻衣子 / 08-09 宮田由佳里 / 09-10 熊谷桜子

2010年代

10-11 新鍋理沙 / 11-12 森谷史佳 / 12-13 近江あかり / 13-14 奥村麻依 / 14-15 柳田光綺 / 15-16 古賀紗理那 / 16-17 小田桃香 / 17-18 黒後愛

V.LEAGUE
DIVISION1
2010年代

18-19 関菜々巳 / 19-20 石川真佑

2020年代
Vリーグ女子敢闘賞
日本リーグ
1960年代

67 高山鈴江 / 68-69 松村勝美 / 69-70 浜恵子

1970年代

70-71 浜恵子 / 71-72 飯田高子 / 72-73 岩原豊子 / 73-74 飯田高子 / 74-75 白井貴子 / 75-76 横山樹理 / 76-77 前田悦智子 / 77-78 横山樹理 / 78-79 江上由美 / 79-80 清水睦子

1980年代

80-81 佐藤裕子 / 81-82 小川かず子 / 82-83 水原理枝子 / 83-84 田渕良子 / 84-85 松並早苗 / 85-86 梅津一美 / 86-87 ローズ・メジャーズ / 87-88 大林素子 / 88-89 中西千枝子 / 89-90 松下晃子

1990年代

90-91 石掛美知代 / 91-92 高山佳代 / 92-93 中西千枝子 / 93-94 山内美加

Vリーグ
1990年代
2000年代

00-01 関井陽子 / 01-02 高橋みゆき / 02-03 エフゲーニャ・アルタモノワ / 03-04 アダムス・モニーク / 04-05 フランシーヌ・フールマン / 05-06 ケニア・カルカセス

V・プレミア
リーグ
2000年代
2010年代
V.LEAGUE
DIVISION1
2010年代
2020年代
Vリーグ女子ベスト6
Vリーグ
第1回
第2回
第3回
第4回
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第6回
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第9回
第10回
第11回
第12回
プレミア
リーグ
2006/07
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2014/15
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2017/18
V.LEAGUE
Division1
2018/19
2019/20
2020/21
2021/22
2022/23
2023/24
 
1990年代
1990年
1991年
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1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
 
2000年代
2000年
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2014年
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2016年
2017年
2018年
2019年
★は黒鷲賞、☆は敢闘賞
 
日本の旗 バレーボール全日本女子
日本の旗 バレーボール全日本女子 - 2000 シドニー五輪 世界最終予選
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日本の旗 バレーボール全日本女子 - 2003 ワールドカップ
日本の旗 バレーボール全日本女子 - 2004 アテネ五輪 世界最終予選
日本の旗 バレーボール全日本女子 - 2004 アテネ五輪 オリンピックの旗
日本の旗 バレーボール全日本女子 - 2006 世界選手権
日本の旗 バレーボール全日本女子 - 2007 ワールドカップ
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日本の旗 バレーボール全日本女子 - 2008 北京五輪 オリンピックの旗
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