高松卓矢

高松 卓矢
Takuya Takamatsu
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1988-01-08) 1988年1月8日(36歳)
出身地 大分県別府市
ラテン文字 Takuya Takamatsu
身長 186cm
体重 80kg
血液型 A型
選手情報
愛称 タカマツ、たかまつり
ポジション OH
指高 240cm
利き手
スパイク 345cm
ブロック 320cm
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高松 卓矢(たかまつ たくや、1988年1月8日 - )は、日本の元バレーボール選手。

来歴

大分県出身。両親の影響で小学3年次からバレーボールを始めた[1]大分県立別府鶴見丘高等学校を卒業後、日本体育大学へ進学。インカレ2連覇、世界ジュニア代表を経験し、大学在学中の2009年に豊田合成トレフェルサ(ウルフドッグス名古屋の前身)の内定選手になった。2010年に入団。

2013年4月、全日本男子メンバーに選出された[2]

Vリーグ・サマーフェスティバル2015で行われたマッチョコンテストでは初代筋肉王に選ばれた。

2015/16シーズンは、チームの初優勝に貢献した[3]

2020年、地元のチームである大分三好ヴァイセアドラーに1シーズンの期限付き移籍[4][5]。直前のシーズンでレギュラーとして存在感を出している中で期限付き移籍となるのは珍しいケースであるが、地元の大分に恩返しをするために体が動くうちに1シーズンだけプレーしたいと思ったのが今回の決断につながったと述べた[3]

2020-21シーズン、2020年11月7日、ジェイテクトSTINGS戦に出場し、通算230試合出場となり、シーズン終了後の「Vリーグ栄誉賞」受賞が確定した[6][7]。しかし、シーズン途中でコンディション不良に陥りチームを離れて自主トレーニングをするようになり、それ以降コートに戻る事なくシーズン終了[8]。そして、2021年4月8日、2020-21シーズン終了をもっての現役引退を表明した[9]。同期の内山正平も現役引退を表明していて、同期2人揃っての現役引退となり、4月18日に開催される内山の引退セレモニー(ファンクラブ会員対象)に高松もそのまま加えられることとなった[9]。引退後は豊田合成にて社業に専念(内山も同様)[10]

人物

コートに響き渡る高い声が特徴。

ユニバーシアード代表での練習試合で高松が途中出場。劣勢だったが、声を張り上げて盛り上げると流れが一変し逆転で勝利した。試合後、コーチだった小林敦氏(現・東レアローズゼネラルマネージャー)が、選手たちを集めて「なんでこの試合に勝ったかわかるか?高松が雰囲気を変えてくれたからだ。それをみんなもやらないといけない。でもお前たちには無理なんだよ。こいつは天才だから。高松は、雰囲気をよくしてチームを盛り上げる天才なんだ。だからマネはできないかもしれないけど、でもみんなもやろうとしなきゃいけないんだ」と話した。今まで天才と言われたことがなかった高松はこの言葉を支えとして、引退までその声でコートを盛り上げ続けた[11]

ファンからは「まつりさん」「たかまつり」と呼ばれている。

Vリーグを盛り上げる為にSNSでの発信を積極的に行った。また、オールスターゲームでの盛り上げ役を買って出た。

どこからも声が掛からず、大学4年間でバレーボール人生が終わるんだと悩んでいた所、豊田合成トレフェルサのアナリストだった藤田和広(現・ウルフドッグス名古屋チームディレクター)から声を掛けられ入団するに至った[12]

Vリーグ全体の問題点について、方向性を明確にし足並みを揃えるべき。ビジネス化を目指して動いているチームもあるが一方でであまり変わっていないチームもある。まとまりがない。と指摘している[11]

球歴・受賞歴

所属チーム

脚注

  1. ^ 「月刊バレーボール」2017年12月号臨時増刊 35ページ
  2. ^ “2013年全日本男子”. 日本バレーボール協会. 2013年4月19日閲覧。
  3. ^ a b 米虫紀子「バレー高松卓矢が望む故郷への恩返し。「裏切り」の声も覚悟した移籍とは。」『Sports Graphic Number』、文藝春秋、2020年7月15日、2020年7月15日閲覧 
  4. ^ 『高松卓矢選手、大分三好ヴァイセアドラーへ期限付き移籍のお知らせ』(プレスリリース)ウルフドッグス名古屋、2020年6月30日。https://www.wolfdogs.jp/user_files/uploads/%E9%AB%98%E6%9D%BE%E5%8D%93%E7%9F%A2%E9%81%B8%E6%89%8B%20%E6%9C%9F%E9%99%90%E4%BB%98%E3%81%8D%E7%A7%BB%E7%B1%8D%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B.pdf2020年7月15日閲覧 
  5. ^ 『高松卓矢選手移籍加入(期限付き移籍)のお知らせ』(プレスリリース)大分三好ヴァイセアドラー、2020年7月1日。https://weisseadler.com/news/%e9%ab%98%e6%9d%be%e5%8d%93%e7%9f%a2%e9%81%b8%e6%89%8b%e7%a7%bb%e7%b1%8d%e5%8a%a0%e5%85%a5%ef%bc%88%e6%9c%9f%e9%99%90%e4%bb%98%e3%81%8d%e7%a7%bb%e7%b1%8d%ef%bc%89%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89/2020年7月20日閲覧 
  6. ^ 『高松卓矢選手Vリーグ出場通算230試合出場達成のお知らせ』(プレスリリース)大分三好ヴァイセアドラー、2020年11月7日。https://weisseadler.com/news/%E9%AB%98%E6%9D%BE%E5%8D%93%E7%9F%A2%E9%81%B8%E6%89%8B%EF%BD%96%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0%E5%87%BA%E5%A0%B4%E9%80%9A%E7%AE%97%EF%BC%92%EF%BC%93%EF%BC%90%E8%A9%A6%E5%90%88%E5%87%BA%E5%A0%B4%E9%81%94/2021年4月8日閲覧 
  7. ^ 『大分三好ヴァイセアドラー・高松卓矢選手 Vリーグ出場通算230試合出場達成のお知らせ』(プレスリリース)Vリーグ機構、2020年11月7日。https://www.vleague.jp/topics/news_detail/217872021年4月8日閲覧 
  8. ^ 『「高松卓矢選手」期限付き移籍終了のお知らせ』(プレスリリース)大分三好ヴァイセアドラー、2021年4月7日。https://weisseadler.com/news/%e3%80%8c%e9%ab%98%e6%9d%be%e5%8d%93%e7%9f%a2%e9%81%b8%e6%89%8b%e3%80%8d%e6%9c%9f%e9%99%90%e4%bb%98%e3%81%8d%e7%a7%bb%e7%b1%8d%e7%b5%82%e4%ba%86%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b/2021年4月8日閲覧 
  9. ^ a b 『高松卓矢選手の期限付き移籍終了および現役引退・引退セレモニー開催について』(プレスリリース)ウルフドッグス名古屋、2021年4月8日。https://www.wolfdogs.jp/topics/detail/2702021年4月8日閲覧 
  10. ^ 「WD名古屋:引退の内山正平×高松卓矢が後輩にエール」『バレーボールNEXt』2021年5月10日、2021年6月17日閲覧 
  11. ^ a b ““お祭り男”涙の引退…「最後だから言いますけど」33歳高松卓矢がバレー界、Vリーグへ望むことを熱弁”. Number Web. 文藝春秋 (2021年4月23日). 2021年4月24日閲覧。
  12. ^ 2021年4月18日引退セレモニー

外部リンク

  • 高松卓矢 - V.LEAGUEのプロフィール ウィキデータを編集
  • 大分三好ヴァイセアドラー選手プロフィール - ウェイバックマシン(2021年4月8日アーカイブ分)
  • 豊田合成トレフェルサ 選手プロフィール
  • 高松卓矢 (@takamatsuri12) - X(旧Twitter)
  • 高松卓矢 (@takamatsuri12) - Instagram
V・プレミアリーグ男子敢闘賞
日本リーグ
1960年代

67 大古誠司 / 68-69 木村憲治 / 69-70 中村祐造

1970年代

70-71 横田忠義 / 71-72 森田淳悟 / 72-73 横田忠義 / 73-74 西本哲雄 / 74-75 森田淳悟 / 75-76 森田淳悟 / 76-77 森田淳悟 / 77-78 田中幹保 / 78-79 山田修司 / 79-80 山田修司

1980年代

80-81 山田修司 / 81-82 田中幹保 / 82-83 山田修司 / 83-84 田中幹保 / 84-85 ポール・グラットン / 85-86 井上謙 / 86-87 田中幹保 / 87-88 笠間裕治 / 88-89 川合俊一 / 89-90 長谷部三男

1990年代

90-91 大浦正文 / 91-92 中垣内祐一 / 92-93 楊成太 / 93-94 青山繁

Vリーグ
1990年代
2000年代

00-01 イリア・サベリエフ / 01-02 カルロス・ダシルバ / 02-03 イリア・サベリエフ / 03-04 イリア・サベリエフ / 04-05 宇佐美大輔 / 05-06 越川優

V・プレミア
リーグ
2000年代
2010年代

10-11 米山達也 / 11-12 米山裕太 / 12-13 川村慎二 / 13-14 越川優 / 14-15 エバンドロ・グエッラ / 15-16 清水邦広 / 16-17 イゴール・オムルチェン / 17-18 高松卓矢

V.LEAGUE
DIVISION1
2010年代
2020年代
V・プレミアリーグ男子ベスト6
Vリーグ
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
プレミア
リーグ
2006/07
2007/08
2008/09
2009/10
2010/11
2011/12
2012/13
2013/14
2014/15
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2017/18
V.LEAGUE
DIVISION1
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