辻由美

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辻 由美(つじ ゆみ)は、日本の翻訳家作家

略歴

東京教育大学理学部、同大学院修士課程修了。専攻は生物物理学

20代後半に渡仏し、約8年間滞在[1]パリのフランス語学校アリアンス・フランセーズ(fr:Alliance française)にてフランス語を一から学び、フランス語免状、現代フランス語上級資格、フランス語教員資格を取得。帰国後、1970年代末から翻訳を始めた。

受賞歴

作品リスト

著書

  • 『翻訳史のプロムナード』みすず書房 1993
  • 『世界の翻訳家たち 異文化接触の最前線を語る』新評論 1995
  • 『カルト教団太陽寺院事件』みすず書房 1998、のち新潮社[新潮OH!文庫] 2000
  • 『図書館であそぼう 知的発見のすすめ』講談社現代新書 1999
  • 『若き祖父と老いた孫の物語 東京・ストラスブール・マルセイユ』新評論 2002
  • 『火の女シャトレ侯爵夫人 18世紀フランス、希代の科学者の生涯』新評論 2004
  • 『街のサンドイッチマン 作詞家宮川哲夫の夢』筑摩書房 2005
  • 『 読書教育 フランスの活気ある現場から』みすず書房 2008

翻訳

  • P.サミュエル(Pierre Samuel『エコロジー 生き残るための生態学』東京図書 1974
  • ドミニック・シモネ(Dominique Simonnet『エコロジー 人間の回復をめざして』白水社[文庫クセジュ] 1980
  • ジャン・ポール・リブ(Jean Paul Ribes)『エコロジストの実験と夢』みすず書房 1982
  • ミッシェル・サロモン(Michel Salomon)『フューチャー・ライフ』みすず書房 1985
  • アンドレ・ゴルツ(André Gorz)『エコロジー共働体への道 労働と失業の社会を超えて』技術と人間 1985
  • <ショワジール>会編『妊娠中絶裁判 マリ=クレール事件の記録』みすず書房 1987
  • ウイリー・ローゼンボウム(Willy Rozenbaum『エイズを生きる』技術と人間 1987
  • ミシェル・エレル(Michel Heller『ホモ・ソビエティクス 機械と歯車』白水社 1988
  • フランソワ・ジャコブ『内なる肖像 一生物学者のオデュッセイア』みすず書房 1989
  • ピエール・ダルモン(Pierre Darmon)『性的不能者裁判 男の性の知られざる歴史ドラマ』新評論 1990
  • モネット・ヴァカン(Monette Vacquin)『メアリ・シェリーフランケンシュタイン』パピルス 1991
  • シャルル・メイエール(Charles Meyer)『中国女性の歴史』白水社 1995
  • シルヴィー・ジェルマン(Sylvie Germain)『マグヌス』みすず書房 2006
  • J.-B.ポンタリス(Jean-Bertrand Pontalis)『彼女たち 性愛の歓びと苦しみ』みすず書房 2008
  • ドミニク・アラミシェル『フランスの公共図書館60のアニマシオン 子どもたちと拓く読書の世界!』教育史料出版会 2010
  • フランソワ・チェン(François Cheng)『ティエンイの物語』みすず書房 2011
  • フランソワ・チェン『さまよう魂がめぐりあうとき』みすず書房、2013
  • パトリック・ドゥヴィル(Patrick Deville)『ペスト&コレラ』みすず書房、2014
  • ジャン=マルク・ドルーアン(Jean-Marc Drouin)『昆虫の哲学』みすず書房、2016
  • ジェローム・フェラーリ『原理 ハイゼンベルクの軌跡』みすず書房 2017

脚注

  1. ^ 第15回日本出版学会賞 受賞の言葉
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