草紙

草紙草子双紙(そうし)は、冊子(さくし)の変化した語であり、巻物(巻子本)に対して、冊子(さっし)形態の図書を指した[1]。そこから、「仮名で書かれた物語・随筆」、「絵入りの物語」などの様々な意味が派生した[1]

文芸の形式

  • 浮世草子 - 江戸時代の文芸の一形式。
  • 御伽草子 - 鎌倉時代から江戸時代にかけての絵入り物語。
  • 仮名草子 - 江戸時代初期の文芸の一形式。
  • 草双紙 - 江戸時代に出版された絵入り娯楽本。

文芸・美術作品

歴史資料

  • 鎌倉大草紙 - 室町時代の関東地方の歴史を記した書物。
  • 宗五大草紙 - 戦国時代の武家故実の書。
  • 女官御双紙 - 琉球王国の女官についての記録。
  • 平家公達草紙 - 平家公達についての逸話集。
  • よしの冊子 - 江戸時代の風聞を書き記した書物。

漫画作品

音楽作品

  • 愛染草紙 - 日本映画『愛染かつら完結編』の主題歌。
  • 伽草子 - 吉田拓郎のアルバム。
  • 伽草子 (曲) - 吉田拓郎のシングル。
  • 初恋草紙 - 山口百恵のシングル。
  • 分裂唄草紙 - 野坂昭如のアルバム。

映像作品

雑誌

  • 芸術草紙 - ドイツの文芸誌 Blätter für die Kunst
  • しがらみ草紙 - 森鷗外が主宰した文芸評論誌

人名(そうこ)

その他

出典

  1. ^ a b “草紙・草子・冊子・双紙・造紙”. コトバンク. 2020年6月29日閲覧。
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