答志郡

三重県答志郡の範囲

答志郡(とうしぐん)は、三重県志摩国)にあった

郡域

1878年明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、下記の区域にあたる。

歴史

近世以降の沿革

  • 明治初年時点で、全域が鳥羽藩領であった。「旧高旧領取調帳」の記載によると、鳥羽城下[1]ほか1町36村が存在。
  • 明治4年
    • 7月14日(1871年8月29日) - 廃藩置県により鳥羽県の管轄となる。
    • 11月22日(1872年1月2日) - 第1次府県統合により度会県の管轄となる。
    • 鳥羽城下が分割され、本町・大里町・横町・中之郷・藤之郷・奥谷・錦町となる。(7町36村)
  • 明治9年(1876年4月18日 - 第2次府県統合により三重県の管轄となる。
  • 明治11年(1878年) - 本町・大里町・横町・中之郷・藤之郷・奥谷・錦町が合併して鳥羽町となる。(1町36村)
  • 明治12年(1879年2月5日 - 郡区町村編制法の三重県での施行により、行政区画としての答志郡が発足。「答志英虞郡役所」が鳥羽町に設置され、英虞郡とともに管轄。
1.鳥羽町 2.答志村 3.神島村 4.坂手村 5.加茂村 6.鏡浦村 7.長岡村 8.的矢村 9.安乗村 10.国府村 11.磯部村(紫:鳥羽市 桃:志摩市 21 - 32は英虞郡)

行政

答志英虞郡役所

  三重県答志郡鳥羽町字錦町[2]

答志・英虞郡長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 明治12年(1879年2月5日
明治29年(1896年)3月31日 英虞郡との合併により答志郡廃止

脚注

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  1. ^ 記載は鳥羽村。本項では便宜的に1町に数える。
  2. ^ 三重県答志英虞郡治一覧 明治23年

参考文献

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 24 三重県、角川書店、1983年6月1日。ISBN 4040012402。 
  • 旧高旧領取調帳データベース

関連項目

先代
志摩郡(第1次)
行政区の変遷
719年 - 1896年
次代
志摩郡(第2次)

英虞郡 | 答志郡

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