木村泰子

木村 泰子(きむら やすこ、1976年1月6日 - )は、日本陸上競技選手。専門は長距離走石川県江沼郡山中町(現・加賀市)出身。山中町立山中中学校、藤花学園尾山台高等学校 (現・金沢龍谷高等学校)、京都産業大学卒業

経歴

5000m日本記録保持者、現5000m日本人学生記録(『日本学生』としては歴代2位)保持者、元10000m日本学生記録保持者である。

山中中学、尾山台高校の頃より全国大会に石川県代表として出場していた。1993年の高校3年時、第5回全国高校女子駅伝石川県予選で金沢高校に敗れはしたものの、尾山台は北信越地区代表として全国大会に出場することとなった。エース区間1区6kmを区間16位で走り20:21をマークし、チームは総合45位だった[1]。大学入学後大きく飛躍した。京都産業大学入学後の1994年から、全日本大学女子駅伝での京産大4連覇の原動力にもなった。一学年下に佐藤由美などがいた。

同1994年12月21日、京産大1年生18歳の時、豊中市での大阪陸上競技協会強化記録会女子5000mで15分19秒4の日本新記録で優勝する。翌1995年、第79回日本選手権5000mで、八嶋あつみ(仙台育英→日本生命)に15:14.77で日本記録を更新されたが、木村自身も日本記録を更新し15:17.53で2位であった。3位は高橋千恵美(聖和学園→日本ケミコン)で15:25.50。3人とも同学年であり、またこの木村の記録は、現日本学生歴代2位、現日本人学生歴代1位であり(京産大の一学年下である佐藤由美はそれぞれ4位・3位になる)、現U20日本歴代4位になる(5000メートル競走#日本学生歴代10傑5000メートル競走#日本人学生歴代10傑5000メートル競走#U20日本歴代10傑参照)。
さらに同日本選手権大会10000mでは鈴木博美(リクルート)、片岡純子(富士銀行)らに次ぎ3位31:47.76をマークした。この記録は現日本学生歴代5位、現日本人学生歴代5位、現U20日本歴代4位になる(10000メートル競走#日本学生歴代10傑10000メートル競走#U20日本歴代10傑参照)。

同1995年、1995年世界陸上競技選手権大会女子10000m代表で予選落ち。1995年夏季ユニバーシアードでは10000mで銅メダル、5000mで6位入賞。

京産大卒業後、積水化学工業入社。その後引退し退社後はトレーナーとして活動。

自己ベスト

関連項目

  • 日本陸上競技選手権大会の記録一覧

脚注

  1. ^ この時のエース区間1区トップはエスタ・ワンジロ(仙台育英2年。のち2000年シドニー五輪マラソンケニア代表で出場し、優勝した高橋尚子と3分03秒差の2:26:17をマークし4着)。同学年で1区2位19:22の高橋千恵美(聖和学園3年)、1区6位19:51の田中めぐみ(埼玉栄3年)、1区坂下奈穂美(順天3年)、2区川上優子(熊本信愛3年)、一学年下で2区千葉真子(宇治2年)、3区市河麻由美(市立船橋2年)らがいた(全国高校駅伝1993年第5回女子大会記録 毎日新聞社)。
全国女子駅伝9区区間賞
1980年代
  • 83 金子るみ子(東京・順天高)
  • 84 佐々木七恵(岩手・ヱスビー食品)*
  • 85 田崎裕子(鹿児島・京セラ)
  • 86 小林良子(和歌山・住金化工)
  • 87 荒木久美(鹿児島・京セラ)
  • 88 松野明美(熊本・ニコニコドー)
  • 89 朝比奈三代子(宮崎・旭化成)*
1990年代
  • 90 松野明美(熊本・ニコニコドー)
  • 91 真木和(京都・ワコール)
  • 92 鈴木博美(千葉・リクルート)
  • 93 麓みどり(広島・ダイイチ)
  • 94 朝比奈三代子(宮崎・旭化成)
  • 95 木村泰子(石川・京都産業大)
  • 96 真木和(京都・ワコール)
  • 97 川上優子(熊本・沖電気宮崎)*
  • 98 大南博美(愛知・東海銀行), 高橋尚子(岐阜・積水化学)
  • 99 川島亜希子(愛知・東海銀行)
2000年代
2010年代
2020年代
  • *は区間新、**は区間記録
  • 1区
  • 2区
  • 3区
  • 4区
  • 5区
  • 6区
  • 7区
  • 8区
  • 9区
 
陸上競技日本代表 - 出場大会
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