安井至

安井 至(やすい いたる、1945年2月23日 - )は、日本工学者

東京都生まれ。国際連合大学名誉副学長。東京大学名誉教授。2020年より(株)バックキャストテクノロジー総合研究所エクゼクティブフェロー。資源エネルギー庁原子力小委員会委員長。

履歴および役職

専門分野、活動

セラミックス分野(非晶質構造論、材料設計、計算機材料科学)、人間地球環境系の研究の他。

1997年から、Webサイト、「市民のための環境学ガイド」を運用し、週1回の記事の追加を継続し、できるだけわかりやすい記述をしている。 (http://www.yasuienv.net/)

過去、上記サイトの記事によって、マイナスイオンについての、疑似科学的な宣伝活動についても批判した。

ダイオキシン危険性について、猛毒物質であることを主張する東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センター教授遠山千春と論争をした。

著書

単著

  • 『光材料―アモルファスと単結晶』 (大日本図書、1991年5月) ISBN 978-4477001036
  • 『市民のための環境学入門』 (丸善、1998年9月) ISBN 978-4621071038
  • 『21世紀の環境予測と対策』 (丸善、2000年7月) ISBN 978-4621047743
  • 『環境と健康―誤解・常識・非常識 信じ込んでいませんか?』 (丸善、2002年8月) ISBN 978-4621070734
  • 『続・環境と健康―誤解・常識・非常識』 (丸善、2003年2月) ISBN 978-4621071410
  • 『リサイクル―回るカラクリ止まる理由』 (日本評論社、2003年6月) ISBN 978-4535048263
  • 『環境問学』 (ナツメ社、2008年7月4日) ISBN 978-4816345517
  • 『「化学」で何がわかるか』(化学工業日報社、2011年11月8日) ISBN 978-487326595-7
  • 『地球の破綻 21世紀版 成長の限界』 (日本規格協会、2012年12月26日) ISBN 978-454230192-4

共著

  • 『高機能性ガラス』 共著者:川副博司 (東京大学出版会、1985年12月) ISBN 978-4130641647
  • 『リサイクルのすすめ』 共著者:遠藤剛、高月紘、中村恒夫 (丸善、1995年6月) ISBN 978-4621040676
  • 『マンガ先端科学入門―ビジネスマン必読 !!』 共著者:川合知二、榊佳之日経ホーム出版社、2003年10月) ISBN 978-4931421431
  • 『国連の将来と日本の役割』 共著者:川口順子、村田俊一、弓削昭子佐藤行雄 (関西学院大学出版会、2005年4月) ISBN 978-4907654740

翻訳

  • 『リスクメーターではかるリスク!―アスベスト、水銀、…の危険度』 著:David Ropeik、George Gray 共訳:原美永子 (丸善、2005年11月) ISBN 978-4621076231

編集

  • 『ガラス工学ハンドブック』 共編者:小川晋永、国分可紀、近藤敬、寺井良平、山根正之、和田正道朝倉書店、1999年7月) ISBN 978-4254252385
  • 『リサイクルの百科事典』 (丸善、2002年3月) ISBN 978-4621049563
  • 『ガラス工学ハンドブック―普及版』 共編者:国分可紀、寺井良平、山根正之、和田正道 (朝倉書店、2010年10月25日) ISBN 978-4254252651

監修

  • 『ごみとリサイクル』 (ポプラ社、2006年4月) ISBN 978-4591090480

家族

脚注

  1. ^ “温暖化ガス排出削減のために何ができるか(安井 至 氏 / 国際連合大学 副学長)”. Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」. 2021年10月11日閲覧。

外部リンク

  • 国際連合大学(安井至プロフィール)
  • 市民のための環境学ガイド
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