大迫純一

大迫 純一(おおさこ じゅんいち、1962年昭和37年〉7月21日 - 2010年平成22年〉5月25日[1])は、日本小説家シナリオライター漫画家

略歴

大阪市天王寺区生まれ、大阪貿易学院高等学校卒業[2]

大阪芸術大学芸術学部映像計画学科を2年次で中退[2] 後、キャラクターデザイン、ゲーム原案、脚本、アトラクション俳優、造形助手などの仕事をする。

1984年昭和59年)徳間書店『ハイパーゾーン』から『デストマン』でデビューし、漫画家としても活動していたが、作品の多くは単行本化しておらず『魔諭邏 MAYURA』が唯一の単行本である。

1996年平成8年)青心社から『魔法探偵まぁリン1 バビロン・ゲート』にて、小説家としてデビュー。

2007年4月より放送のTVアニメ『神曲奏界ポリフォニカ』では、初のアニメの脚本を手掛けた。

2010年5月25日により逝去。享年47[3]

人物

かなりの速筆家であり、『神曲奏界ポリフォニカ』のシェアードワールドで執筆を行なっている1人の高殿円からは、“優等生”と評されていた。生前、3日で1冊というトップ・スピードを「意識的に」やり遂げたことがある。

血液型はA型。蟹座。好きな色は黒と銀。好きな酒はカンパリソーダ、タバコはマルボロ、好きな食べ物は卵料理、ソフトドリンクはコカコーラを好んで飲んだ。趣味は玩具と打撃系武器の蒐集。親指シフター

アメコミのスポーンをこよなく愛し、その思い入れは大きく、スポーンのリングを嵌める事が多かった。

熱い漢の物語を描く、人呼んで「限りなく体育会系に近い文系」だったという。ホラー小説ミステリー小説時代小説なども執筆していた。

日本推理作家協会所属。

小説作品リスト

実業之日本社版の増補改訂版。
コナミオリジナルの特撮作品『SPECTER』の小説版という位置付けで刊行されたが、共通なのは世界観のみで、内容は登場人物を含め、大迫独自のものとなっている。
  • 戦艦人間ハヤト(HJ文庫
    • 戦艦人間ハヤト 起動! 白銀の宇宙戦艦!!
    • 戦艦人間ハヤト2 脅威! メガナイクス!!
    • 戦艦人間ハヤト3 決戦! 果てなき宇宙へ!!
  • 鉄刃サザンHJ文庫
  • ディストラクターXIII(富士見ミステリー文庫
    • 黒き魔像の契約者―ディストラクターXIII〈1〉
    • 白き流聖の追撃者―ディストラクターXIII〈2〉
  • 最終エージェント・チカル(MF文庫J
  • 魔法探偵まぁリン(発行:プラザ、発売:青心社
    • 魔法探偵まぁリン1 バビロン・ゲート
    • 魔法探偵まぁリン2 カニバル・リターナー
    • 魔法探偵まぁリン3 ナイトメア・ダメージ
    • 魔法探偵まぁリン4 エターナル・レガシー
  • 超鋼威ガクテッカー(発行:プラザ、発売:青心社
    • 超鋼威ガクテッカー
    • 超鋼威ガクテッカー2 弩闘編
    • 超鋼威ガクテッカー3 怪機編
  • 魍獣妖拳伝(発行:プラザ、発売:青心社
  • Kanonアンソロジー・ノベル(共著、JIVE CHARACTER NOVELS)
  • Soul Linkアンソロジー・ノベル(共著、JIVE CHARACTER NOVELS)
  • 小説 無限の住人 刃獣異聞(KCノベルス)
沙村広明による同名の漫画のノベライズ。内容は大迫オリジナル。
  • 法石姫-クロイハナトナクシタナマエ-(GA文庫
生前に執筆された今作の原稿が2011年9月に刊行され遺作となった。

緋樫みつき名義

携帯電話用ゲームの新作プロモーションを兼ねた、ゲームノベライズ本。コンシューマーの期待値を高める策として、“期待の新人・緋樫いつき”が設定された[4]

キネティックノベル

  • 神曲奏界ポリフォニカ THE BLACK (企画:ocelot、開発:KuroCo)

コミック作品リスト

ゲーム関係の仕事

脚注・参考文献

[脚注の使い方]
  1. ^ 【訃報】大迫純一氏 (GA文庫ブログ)
  2. ^ a b “大迫純一の世界(『バレルロール』)”. 2020年12月13日閲覧。
  3. ^ Twitter / 森奈津子
  4. ^ 大迫純一の世界
  5. ^ ゾアハンター/大迫外伝:恋愛ゲーム - livedoor Blog(ブログ)、2009年9月17日
  6. ^ 「ラブプラスの寧々のシナリオを担当されるなどこれからの方だったのですが。本当に残念です。」中津宗一郎のTwitterより摘録、2010年5月27日

関連項目

外部リンク

  • ゾアハンター/大迫外伝 - livedoor Blog(ブログ)
  • 大迫純一の世界
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