ミュージック・アワー

曖昧さ回避 TBS音楽番組ザ・ミュージックアワー」とは異なります。
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ミュージック・アワー
ポルノグラフィティシングル
初出アルバム『foo?
B面 PRIME
Century Lovers (LIVE!)
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル J-POP、ロック
時間
レーベル SME Records
作詞 ハルイチ
作曲 ak.homma
プロデュース 田村充義、本間昭光
ゴールドディスク
日本レコード協会
チャート最高順位
オリコン
  • 週間5位
  • 2000年度年間55位
ポルノグラフィティ シングル 年表
ヒトリノ夜
(2000年)
ミュージック・アワー
(2000年)
サウダージ
(2000年)
ミュージックビデオ
「ミュージック・アワー」 - YouTube
ライヴ映像
「ミュージック・アワー」(つま恋ロマンスポルノ'11 〜ポルノ丸〜) - YouTube
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ミュージック・アワー」(英語: Music Hour)は、ポルノグラフィティの楽曲。2000年7月12日SME Recordsより3作目のシングルとしてリリースされた。

概要

前作『ヒトリノ夜』から5か月半ぶりのリリース。

リリース当時のポルノグラフィティは、ポルノグラフィティ=アポロという世間のイメージと闘っている時期であり、本作のリリース前にはアミューズの先輩である福山雅治から「次は3枚目だね、勝負の時だね」とプレッシャーをかけられたという[1]。そんな中で表題曲は大塚製薬ポカリスエット」2000年度CMソングに起用され、オリコン週間シングルランキングでは最高5位を獲得[2]。半年近くに渡ってチャートにランクインするロングヒットとなり、最終的には『アポロ』を上回る約46万枚の売上を記録した[2]

本作の大ヒットによって「アポロ」との闘いに終止符を打つこととなり、岡野昭仁は「このシングルによって、より一層ポルノチームに結束感が生まれたと思う」と語っている[3]

収録曲

#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「ミュージック・アワー」ハルイチak.hommaak.homma
2.「PRIME」アキヒトシラタマak.homma
3.Century Lovers (LIVE!)」ハルイチak.hommaak.homma
4.「ミュージック・アワー (Backing track)」   
合計時間:

楽曲解説

  1. ミュージック・アワー
    大塚製薬「ポカリスエット」2000年度CMソング
    • 曲に合わせて手を左右上下に交互に動かす「変な踊り[注釈 1]」がお馴染みのライヴ定番曲[5][6][7]
    • 当初は次作の「サウダージ」をポカリスエットCMソングとしてリリースする予定であったが、「夏のイメージに合わない」という理由から急遽本楽曲が制作された。
    • 岡野・新藤共に「楽曲制作で一番大変だった曲は?」との問いに本楽曲と答えている[8]
    • 歌詞はラジオ番組の進行風の展開で描かれているが[9]、これは当時メンバーがパーソナリティを務めていたbay-fm限界ポルノラジオ』での出来事を参考にしているという。作詞を手掛けた新藤は「今回は言葉の裏側を探してみたりとかじゃなくて、ただ楽しいっていう曲」と語っており、"夏"というテーマに合わせ「海に行きたくなるような、うきうきする感じの曲だったらいいな」という気持ちで詞を書いたとのこと[10]。また、制作当初から何度か詞を書き直しており[11]、『東京ロマンスポルノ vol.4 "横G"』(2000年6月17日)での初披露後にもサビを一部書き直したという[12]
    • 曲の冒頭の「love up! Station」というフレーズ箇所を全国のラジオ局名や『オールナイトニッポン』『コンビニラジオ相本商店いらっしゃいませ〜』といったラジオ番組名に言い換えた限定バージョンがあり、2ndアルバム『foo?』に収録された「ミュージック・アワー Ver.164」を含め、その数は全164バージョンに及ぶ[注釈 2][3]
    • 2000年9月1日に放送された『第20回全国高等学校クイズ選手権』では本楽曲が挿入歌として使用された。
    • 2005年7月23日に行われたスペシャルライヴ『ポルノグラフテー IN OKINAWA Shine on the beach』では、テンポを倍速にした「ミュージック・サワー」が披露された。
  2. PRIME
    • インディーズ時代の1997年頃に制作され、「サム&デイヴっぽくしたかった」という理由からブラスが加わるなどアレンジは変わったが、歌詞は当時のままである[10][12]
    • スタッフから「何か面白いことやれば?」と言われたことがきっかけで、岡野は舌を巻いた歌い方に挑戦している[10][12]
    • Tamaが脱退後、自身のライヴ『3rd Live"Natural Born Wild Tour"』でセルフカバーした。
  3. Century Lovers (LIVE!)
    • 1stアルバム『ロマンチスト・エゴイスト』収録曲のライヴバージョン。音源は『1stライヴサーキット "Tour 08452 〜Welcome to my heart〜"』渋谷ON AIR EAST公演(2000年4月20日)で収録されたもの。
    • ライヴバージョンの音源化について、メンバーは「秋のツアー(2ndライヴサーキット "D4-33-4")に向けて」と語っている[12]

Additional Musicians

  1. ミュージック・アワー
  2. PRIME
    • 不明
  3. Century Lovers (LIVE!)

収録作品

タイトル 収録作品
ミュージック・アワー
PRIME
Century Lovers

カバー

ミュージック・アワー
  • Poppin'Party
  • KAWAII BOX
    • 『Summer festival -夏祭-』(2020年6月19日) に収録。
    • 『女性が歌うJ-POP BEST -元気歌-』(2020年11月10日) に収録。
    • 『J-POP ROCK BEST ~FUN~』(2020年12月15日) に収録。
    • 『恋うた 〜アガるJ-POP〜』(2021年6月2日) に収録。
    • 『出かけたくなる ドライブJ-POP 夏』(2021年7月16日) に収録。
    • 『令和も懐メロ! ~女性が歌うJ-POPカバー~』(2021年8月2日) に収録。
    • 『思い出ドライブ ~旅行・キャンプ・里帰り・思い出をJ-POPカバーに乗せて~』(2021年8月18日) に収録。
  • BEMANI Sound Team "PON"

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ この「変な踊り」はアミューズの社長から「昭仁、あの曲には振り付けをつけろ」と言われたことが始まりである[4]。岡野は振りを付けるのは嫌だったというが、社長の指示を断るわけにもいかないため、定着しないような、岡野自身が考えうる一番「ダサい」振り付けをリリース直後のツアー(2ndライヴサーキット "D4-33-4")で披露した結果、浸透してしまったとのこと。
  2. ^ 新藤は「約180バージョンもある」と当時開設していた自身のブログに綴っている。
  3. ^ アルバムバージョンでの収録。
  4. ^ a b c d メドレー内の1曲として収録。
  5. ^ "NIPPONロマンスポルノ'19 〜神vs神〜" DAY1』『"NIPPONロマンスポルノ'19 〜神vs神〜" DAY2』にメドレー内の1曲として収録。

出典

  1. ^ 『ポルノグラフィティ ワイラノクロニクル―B.PASS SPECIAL EDITION』シンコーミュージック、2001年3月1日、90頁。 
  2. ^ a b “食卓ON楽”. 広島FM (2008年8月8日). 2022年6月7日閲覧。
  3. ^ a b 『PORNOGRAFFITTI × PATi・PATi COMPLETE BOOK ~15years file~ 1』エムオン・エンタテインメント、2014年12月22日、115頁。 
  4. ^ Inc, Natasha. “ポルノグラフィティ「ミュージック・アワー」斎藤さんバージョンへの反応は”. 音楽ナタリー. 2022年10月20日閲覧。
  5. ^ “ポルノ、和義、サカナ、星野、flumpoolが夢の競演6時間”. 音楽ナタリー (2012年10月10日). 2022年10月20日閲覧。
  6. ^ “ポルノグラフィティ、20年を凝縮した東京ドーム公演 “祝祭”にふさわしいステージに”. Real Sound (2019年9月14日). 2022年10月20日閲覧。
  7. ^ “ポルノグラフィティ、全国ツアー『18th ライヴサーキット“暁”』が日本武道館で閉幕 新曲も初披露したファイナル公演の公式レポート到着”. エンタメ特化型情報メディア スパイス (2023年1月25日). 2023年8月30日閲覧。
  8. ^ “ポルノグラフィティ岡野昭仁のオールナイトニッポン”. ニッポン放送 (2007年9月8日). 2022年10月20日閲覧。
  9. ^ “ポルノグラフィティ / ミュージック・アワー”. CDジャーナル. 2022年10月20日閲覧。
  10. ^ a b c 『ポルノグラフィティ ワイラノクロニクル―B.PASS SPECIAL EDITION』シンコーミュージック、2001年3月1日、190,192頁。 
  11. ^ 『ポルノグラフィティ ワイラノクロニクル―B.PASS SPECIAL EDITION』シンコーミュージック、2001年3月1日、88頁。 
  12. ^ a b c d 『PORNOGRAFFITTI × PATi・PATi COMPLETE BOOK ~15years file~ 1』エムオン・エンタテインメント、2014年12月22日、61頁。 

関連項目

外部リンク

  • ポルノグラフィティ公式サイト
岡野昭仁 (Vo) - 新藤晴一 (Gt)
シングル
オリジナル
1990年代
99年

1.アポロ

2000年代
00年

2.ヒトリノ夜 - 3.ミュージック・アワー - 4.サウダージ - 5.サボテン

01年

6.アゲハ蝶 - 7.ヴォイス

02年
03年

10.渦 - 11.音のない森 - 12.メリッサ - 13.愛が呼ぶほうへ - 14.ラック

04年

15.シスター - 16.黄昏ロマンス

05年
06年

20.ハネウマライダー - 21.Winding Road

07年

22.リンク

08年
09年
2010年代
10年
11年

32.EXIT - 33.ワンモアタイム - 34.ゆきのいろ

12年
13年
14年
15年
16年
17年
18年

46.カメレオン・レンズ - 47.ブレス - 48.Zombies are standing out(配信限定)- 49.フラワー(配信限定)

19年

50.VS

2020年代
20年

-

21年

51.テーマソング

22年

-

23年
24年

解放区

配信限定

1.m-FLOOD - 2.Zombies are standing out - 3.フラワー - 4.サウダージ - From THE FIRST TAKE - 5.テーマソング - From THE FIRST TAKE - 6.アビが鳴く - 7.THE DAY - From THE FIRST TAKE - 8.アゲハ蝶 - From THE FIRST TAKE

参加作品

1.Let's try again - 2.それを強さと呼びたい(配信限定)- 3.それを強さと呼びたい 〜2015ver.〜(配信限定)- 4.それを強さと呼びたい 〜2017ver.〜(配信限定)- 5.それを強さと呼びたい 〜2018ver.〜(配信限定)- 6.それを強さと呼びたい 〜2019ver.〜(配信限定)

アルバム
オリジナル

1.ロマンチスト・エゴイスト - 2.foo? - 3.雲をも摑む民 - 4.WORLDILLIA - 5.THUMPχ - 6.m-CABI - 7.ポルノグラフィティ - 8.∠TRIGGER - 9.PANORAMA PORNO - 10.RHINOCEROS - 11.BUTTERFLY EFFECT - 12.暁

ベスト
ライヴ
参加作品
映像作品
MV

1.Porno Graffitti Visual Works OPENING LAP - 2.COMPLETE CLIPS 1999-2008(OPENING LAP - PG CLIPS 2nd LAP - PG CLIPS 3rd LAP - PG CLIPS 4th LAP)

ライヴ

1.Tour 08452 〜Welcome to my heart〜 - 2."BITTER SWEET MUSIC BIZ" LIVE IN BUDOKAN 2002 - 3."74ers" LIVE IN OSAKA-JO HALL 2003 - 4.5th Anniversary Special Live "PURPLE'S" IN TOKYO TAIIKUKAN 2004 - 5.7th LIVE CIRCUIT "SWITCH" 2005 - 6.横浜ロマンスポルノ'06 〜キャッチ ザ ハネウマ〜 IN YOKOHAMA STADIUM - 7."OPEN MUSIC CABINET" LIVE IN SAITAMA SUPER ARENA 2007 - 8."ポルノグラフィティがやってきた" LIVE IN ZEPP TOKYO 2008 - 9.横浜・淡路ロマンスポルノ'08 〜10イヤーズ ギフト〜 LIVE IN AWAJISHIMA - 10."ロイヤル ストレート フラッシュ" LIVE IN YOYOGI DAIICHI TAIIKUKAN 2009 - 11."∠TARGET" LIVE IN JCB HALL 2010 - 12.つま恋ロマンスポルノ'11 〜ポルノ丸〜 - 13.幕張ロマンスポルノ'11 〜DAYS OF WONDER〜 - 14.12th LIVE CIRCUIT "PANORAMA × 42" SPECIAL LIVE PACKAGE - 15.13thライヴサーキット "ラヴ・E・メール・フロム・1999" Live in MARINE MESSE FUKUOKA - 16.神戸・横浜ロマンスポルノ'14 〜惑ワ不ノ森〜 Live at YOKOHAMA STADIUM - 17.14thライヴサーキット "The dice are cast" Live in OSAKA-JO HALL 2015 - 18.FANCLUB UNDERWORLD 5 Live in Zepp DiverCity 2016 - 19.横浜ロマンスポルノ'16 〜THE WAY〜 Live in YOKOHAMA STADIUM - 20.PORNOGRAFFITTI 色情塗鴉 Special Live in Taiwan - 21.15thライヴサーキット "BUTTERFLY EFFECT" Live in KOBE KOKUSAI HALL 2018 - 22.16thライヴサーキット "UNFADED" Live in YOKOHAMA ARENA 2019 - 23.ポルノグラフィティ20th Anniversary Special Live Box - 24.17thライヴサーキット "続・ポルノグラフィティ" Live at TOKYO GARDEN THEATER 2021 - 25.18thライヴサーキット "暁" Live at NIPPON BUDOKAN 2023

その他
ラジオ
関連項目
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