プラチナコガネ

プラチナコガネ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: コウチュウ目 (鞘翅目) Coleoptera
亜目 : カブトムシ亜目 Polyphaga
: コガネムシ科 Scarabaeidae
: プラチナコガネ族
: プラチナコガネ属 Plusiotis

プラチナコガネ中南米に生息するコウチュウ目コガネムシ科のグループで約 50 種が知られている。主に山地の雲霧林に生息し個体や種類ごとに色が違うものが多く、金色銀色のほか、の個体もいるが、いずれにせよ周辺の風景も映るほどの光沢がある。主に山地の[1]

特徴

尿酸分子の化学式構造
  • プラチナコガネ属の羽には金属色をだすほどの大きな複屈折を持つ物質は含まれていないが、ラセンの周期が羽の厚さ方向で変化している。(すかしのような感じである。)
  • プラチナコガネ属の羽には尿酸分子がふくまれていることが明らかにされている。尿酸分子により複屈折がより大きくなるので金属光沢を出すことが出来ると考えられている。[2]

ギャラリー

  • プラチナコガネの標本
    プラチナコガネの標本
  • 緑色に輝くプラチナコガネ
    緑色に輝くプラチナコガネ

参考文献

  • 八巻孝夫『小学館の図鑑NEO カブトムシ・クワガタムシ』小学館 2006年 92頁~93頁
  • 甲虫にみられる構造色の多様な色彩変異
  • コガネムシは円偏光

脚注

  1. ^ そのためか、標本も取引されている。高いものだと16万円のものもある。
  2. ^ 実際は少し光沢を出しやすくなる程度である。

関連項目

外部リンク

  • 甲虫にみられる構造色の多様な色彩変異
  • コガネムシは円偏光