トルコ東部地震 (2011年11月)

トルコ東部地震(2011年11月)
トルコ東部地震 (2011年11月)の位置(Turkey内)
トルコ東部地震 (2011年11月)
本震
発生日 2011年11月9日
発生時刻 21:23 (EET) (UTC+02:00)
座標 北緯38度25分44秒 東経43度13分44秒 / 北緯38.429度 東経43.229度 / 38.429; 43.229座標: 北緯38度25分44秒 東経43度13分44秒 / 北緯38.429度 東経43.229度 / 38.429; 43.229
震源の深さ 5 km
規模    モーメントマグニチュード(Mw)5.6
津波 なし
被害
死傷者数 死者37人
(2011年11月12日現在)
被害総額  
被害地域 トルコの旗 トルコ
プロジェクト:地球科学
プロジェクト:災害
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トルコ東部地震(トルコとうぶじしん)は、2011年11月9日21時23分(現地時間)にトルコ東部で発生した地震である。

概要

震源はヴァン県県都のワン市の南16km、深さは約5kmとなっている[1]。周辺では、約2週間半前の10月23日にもMw7.2の地震が発生しているが、現地地震研究所は「10月の余震ではなく、別の地震である」との見解を示している[2]

被害

ヴァン市では10月23日の地震によって甚大な被害を受けたが、この地震によって新たに25棟のホテルやビルが倒壊した。10月の地震によって多くの建物が閉鎖されていたものの、継続して使用されていた3棟において約100人が下敷きとなり、被害拡大の要因となった[3]。11月12日時点で、死者は日本人1人を含む37人となっている[4]

対応

  • トルコのギュル大統領は11日、救助活動のために滞在していた際に死亡したNPO法人難民を助ける会」職員の宮崎淳(トルコ語版)の死に対して哀悼の意を示すとともに、救助活動に尽力した人々に対して、感謝と敬意を表した[5]
  • 同国のエルドアン首相も同日、演説の中で哀悼の意を表した[6]

関連項目

  • トルコ東部地震 (2011年10月)

出典

  1. ^ Magnitude 5.6 - EASTERN TURKEY(アメリカ地質調査所)
  2. ^ “Powerful Quake Ravages Turkey City”. THE WALL STREET JOURNAL. (2011年11月10日). 2011年11月12日閲覧。
  3. ^ “Latest Turkish quake kills at least 10 people including Japanese aid worker, prompts protests  ”. The Washington Post (2011年11月10日). 2011年11月13日閲覧。
  4. ^ “死者37人に=トルコ地震”. 時事通信社 (2011年11月13日). 2011年11月13日閲覧。
  5. ^ “トルコ地震の死者19人に=大統領、宮崎さんらに「感謝と敬意」”. 時事通信社 (2011年11月11日). 2011年11月12日閲覧。
  6. ^ “トルコ首相 日本人の死を悼む”. NHK (2011年11月12日). 2011年11月12日閲覧。
1月
  • チリ (2日, M7.1)
  • パキスタン (18日, M7.2)
2月
  • ニュージーランド・カンタベリー (21日, M6.1)
3月
4月
  • インドネシア・ジャワ島 (3日, M6.8)
  • 日本・宮城県沖 (7日, M7.2)
  • 日本・福島県 (11日, M7.0)
5月
6月
  • ニュージーランド・カンタベリー (13日, M6.0)
  • アメリカ・アリューシャン諸島 (24日, M7.3)
  • 日本・長野県 (29日, M5.4)
7月
8月
9月
  • アメリカ・アリューシャン諸島 (2日, M6.8)
  • インドネシア・スマトラ島北部 (5日, M6.7)
  • カナダ・バンクーバー島 (9日, M6.4)
  • インド北東部 (18日, M6.9)
10月
  • インドネシア・バリ島沖 (13日, M6.2)
  • インド西部 (20日, M5.3)
  • ニュージーランド・ケルマディック諸島 (21日, M7.4)
  • トルコ東部 (23日, M7.1)
11月
12月
  • メキシコ南部 (11日, M6.5)
  • パプアニューギニア・ニューギニア島 (14日, M7.1)
  • ニュージーランド・カンタベリー (23日, M5.9)
地震の発生日時はUTC