エアージャパン

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曖昧さ回避 エアーニッポン」とは異なります。
曖昧さ回避 運航ブランドについては「AirJapan」をご覧ください。
株式会社エアージャパン
Air Japan, Co.,Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
282-0005
千葉県成田市木の根38番地
成田国際空港ANA成田スカイセンター3B)
北緯35度45分56.0秒 東経140度23分19.5秒 / 北緯35.765556度 東経140.388750度 / 35.765556; 140.388750座標: 北緯35度45分56.0秒 東経140度23分19.5秒 / 北緯35.765556度 東経140.388750度 / 35.765556; 140.388750
設立 1990年6月29日
(ワールドエアーネットワーク株式会社)
業種 空運業
事業内容
代表者 峯口秀喜(代表取締役社長)
資本金 5000万円 (2023年4月1日時点[1]
純利益 5億1700万円
(2023年3月期)[2]
純資産 18億1100万円
(2023年3月期)[2]
総資産 38億0200万円
(2023年3月期)[2]
従業員数 903名(2023年6月1日現在[1]
決算期 3月31日
主要株主 ANAホールディングス株式会社 100%[3]
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株式会社エアージャパン: Air Japan, Co.,Ltd.)は、千葉県成田市成田国際空港内)に本社を置くANAグループ航空会社。ANAから受託した一部の国際線路線(ANA便名)および、「AirJapan」ブランドで自社での中距離国際線の運航を行っている[4][5][6]

元は1990年に国際チャーター路線の運航を目的としたワールドエアネットワーク株式会社(WAC : World Air Network、コールサイン:WING ACE(ウイングエース))として設立された。会社立ち上げにANAホールディングス現会長である片野坂真哉が関与していた[7]

沿革

ワールドエアネットワークの767-300ER
ANA訓練センター。かつてのエアージャパン本部

AirJapan

詳細は「AirJapan」を参照

AirJapan は、2024年2月より運航を開始した中距離国際線の運航ブランドである。

運航受託

全日本空輸 (ANA) から東南アジア路線を中心に国際線旅客便を受託運航している[17]。航空機の運航、機材、サービス等は、全日本空輸 (ANA) と同じ基準である[18]

機材

すべて、全日本空輸が保有する機材である[17]

塗装

ANAグループであるため、機体はANAのトリトンブルーをベースに胴体尾部に「Air Japan」と表記されていた。[要出典]

就航当初もトリトンブルーであったが、1991年3月2日の初便(大分 - シンガポール)のみ、垂直尾翼には全日空と同じ書体で「WAC」、ボディには垂直尾翼と同じ書体で「World Air network」と書かれたフルカラー塗装がボーイング767-300(機体記号JA8286)に施されていた[19]が、ステッカーによるマーキングであり、フライト中に垂直尾翼右側のそれが剥がれてしまったため[20]、その後は全日空の国際線標準塗装に戻され、機首にWACのロゴを入れる形となった。[要出典]

サービス

  • 旅客サービス(機内食・エンターテイメント等)は、ANAのサービスに準ずる。2010年秋以降に導入された(JA619A~JA627A)「Inspiration of Japan」仕様(202席)のサービスで各路線に展開されている。
  • 制服はANAグループ共通であり、基本的には便名がANAとエアージャパンのコードシェア便がついているだけである。かつて2005年3月31日まではエアージャパン独自の制服があったが、2005年にANAグループ共通のユニフォームを導入し統一されたため、他グループと同様にANA本体との区別がなくなった。
  • 2010年秋以降は、運航乗務員などは外国人を採用しているが、客室乗務員は基本的に日本人を採用している(台北線は中国語通訳として台湾人のスタッフを採用している)上、制服も同じであるため、ANAの客室乗務員との見分けはつかない。かつてのワールドエアーネットワーク時代は、マレーシア人客室乗務員を安価な給与体系で採用しコスト削減を図ったが、クアラルンプール線の運休でこれは不可能となった。

過去の運航路線

2019年現在、成田からアジア・リゾート路線を中心とした、香港・シンガポール・ホーチミン・バンコク・ヤンゴンなど約12路線の国際線旅客便、沖縄ハブを中心にアジア各都市を結ぶ約27路線の貨物便を運航していた。新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの路線が運休、全日本空輸への移管が行われた。

旅客便

貨物便

COVID-19に伴う検疫強化により沖縄貨物ハブは当面の間、全便運休

不祥事

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e ABOUT US - Air Japan
  2. ^ a b c 株式会社エアージャパン 第33期決算公告
  3. ^ ANAホールディングス株式会社 (17 July 2020). 第70期(2019年4月1日 - 2020年3月31日)有価証券報告書 関係会社の状況 (Report).
  4. ^ “Air Japan 公式サイト”. 2024年5月3日閲覧。
  5. ^ a b “ANAの新ブランド「AirJapan(エアージャパン)」、LCCではないと峯口社長”. トラベル Watch. (2022年3月8日). https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1393542.html 
  6. ^ 国際線新ブランド『AirJapan』のサービス発表 ANAホールディングス、2023年3月9日
  7. ^ 難産だったエアージャパン、経営企画でリストラも ANAホールディングス社長 片野坂真哉氏(下) 日本経済新聞電子版、日本経済新聞社、2017年11月26日
  8. ^ ANAHD、国際線新ブランド「AirJapan」 23年度就航 - 日本経済新聞 2022年3月8日
  9. ^ 国際線新規航空会社「株式会社エアージャパン」事業計画変更認可申請を、運輸省に本日提出 - ANA NEWS 平成12年8月31日
  10. ^ 『連結子会社の合併に関するお知らせ』(プレスリリース)全日本空輸、2010年4月2日。http://www.ana.co.jp/pr/10-0406/10-051.html 
  11. ^ “沖縄貨物ハブおよび貨物便ネットワークの拡充について(5月14日〜)”. ANA Cargo. (2014年4月30日). http://www.anacargo.jp/ja/int/news/schedule/2014/140430.html 
  12. ^ “ANA、沖縄―シンガポール便就航 国際貨物事業”. 琉球新報. (2014年5月15日). http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-225387-storytopic-4.html 
  13. ^ 『沖縄国際物流ハブの新たなモデルについて』(プレスリリース)ANAグループ、2021年1月29日。https://www.anahd.co.jp/group/pr/202101/20210129-2.html 
  14. ^ 『ANAグループの新しいビジネス・モデルへの変革について』(プレスリリース)ANAグループ、2020年10月27日。https://www.anahd.co.jp/group/pr/202010/20201027-2.html 
  15. ^ 『新ブランド『AirJapan』、2023年度下期に国際線就航』(プレスリリース)ANAグループ、2022年3月8日。https://www.anahd.co.jp/group/pr/202203/20220308.html 
  16. ^ エアージャパンが就航 ANA新ブランド、訪日客狙う - 時事通信 2024年02月09日
  17. ^ a b 運行路線 - エアージャパン
  18. ^ エアージャパン運航便のご案内 - ANA
  19. ^ WACフルカラーのボーイング767-300ER - FLY TEAM [出典無効]
  20. ^ 垂直尾翼の塗装が剥がれたWACフルカラー機 - FLY TEAM [出典無効]
  21. ^ 松岡久蔵 (2021年7月22日). “「ANAグループ社員だと分からないように」危険な検疫補助業務を子会社に押し付け、現場CAから怒りの声”. サイゾー. https://biz-journal.jp/2021/07/post_239507.html 
  22. ^ 政府が民間事業者に委託している検疫業務にかかる支援業務に関する質問主意書 衆議院
  23. ^ 衆議院議員中谷一馬君提出政府が民間事業者に委託している検疫業務にかかる支援業務に関する質問 に対する答弁書 衆議院

関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、エアージャパンに関連するカテゴリがあります。
  • 株式会社エアージャパン
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