イルクーツク州

イルクーツク州
ロシア語: Иркутская область
イルクーツク州の旗イルクーツク州の紋章
イルクーツク州旗イルクーツク州紋章
イルクーツク州の位置
国歌不明
公用語ロシア語
首府イルクーツク
州知事イーゴリ・コーブゼフ(ロシア語版)(代行)
構成体種別
連邦管区シベリア
経済地区東シベリア
面積
 - 総計
国内第7位
767,900km2
人口(2002年国勢調査)
 - 総計
 - 人口密度
 - 都市/地方比率
国内第21位
2,581,705人
3.4人/km2
79.3% : 20.7%
時間帯UTC +8(DST: なし)イルクーツク時間
ISO 3166-2:RURU-IRK
番号
ウェブサイト[1]

イルクーツク州(イルクーツクしゅう、Иркутская область; Irkutsk Oblast)は、シベリア南部のモンゴル国境近くに位置するロシア連邦オーブラスチ)。州都はイルクーツクシベリア連邦管区に属する。

概要

ウスチオルダ・ブリヤート自治管区を含む。

歴史

第二次世界大戦後、シベリア抑留の対象となった日本人捕虜を収容するために州内(タイシェット、チェレムホーヴォ、イルクーツク)に収容施設(ラーゲリ)が作られた[1]

地理

東にブリヤート共和国ザバイカリエ地方、南にトゥヴァ共和国、西にクラスノヤルスク地方、北にサハ共和国と隣り合う。州の南東部にバイカル湖がある。主要な河川は、南部のアンガラ川レナ川、北部のニジニャヤ・ツングースカ川など。

大陸性気候で、年のほぼ半分は気温が零下である。冬の気温は-17度から-33度、夏の気温は+17度から+33度。

行政区画

「en:Administrative divisions of Irkutsk Oblast」を参照

主な都市

その他の町

住民

住民の79.3%が都市に暮らす。もともとはブリヤート人テュルク系の諸民族が暮らしていた地域であるが、18世紀以後にロシア人が集中的に入植した。現在の人口はロシア人88%、ブリヤート人3.2%である。在留日本人は僅少。

教育

産業

主な産業は石炭鉄鉱石などの採掘や、アルミニウム精錬、化学工業。大規模な水力発電が行なわれている。

標準時

この地域は、イルクーツク時間帯標準時を使用している。時差はUTC+8時間で、夏時間はない。(2011年3月までは標準時がUTC+8で夏時間がUTC+9、同年3月から2014年10月までは通年UTC+9であった)

州知事

  • アレクサンドル・チシャーニン 2005年9月7日~2008年4月15日
  • イーゴリ・エシポフスキー 2008年4月15日~2009年5月10日
  • セルゲイ・ソコル(代行) 2009年5月10日~2009年5月28日
  • ドミートリー・メゼンツェフ 2009年6月8日~2012年5月18日
  • セルゲイ・イェローシェンコ 2012年5月29日~2015年9月27日
  • セルゲイ・レフチェンコ 2015年10月2日~2019年12月12日
  • イーゴリ・コーブゼフ 2019年12月~ (代行)

(イーゴリ・エシポフスキー知事は、2009年5月9日午後、州内視察のため、ヘリコプターでイルクーツクを出発後、音信不通となり、翌10日墜落したヘリコプターが発見され、エシポフスキー知事ら乗員4人全員が死亡した。)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 長勢了治『シベリア抑留全史』原書房、2013年8月8日、187頁。ISBN 9784562049318。 

外部リンク

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  • イルクーツク州の地図(英語)
中央連邦管区
北西連邦管区
南部連邦管区
北カフカース連邦管区
沿ヴォルガ連邦管区
ウラル連邦管区
シベリア連邦管区
極東連邦管区
所属連邦管区未確定地
  • ドネツク人民共和国1
  • ルガンスク人民共和国1
  • ザポロージェ州1
  • ヘルソン州1
  • 1:国際的に承認されていない
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