お兄ちゃんと一緒

お兄ちゃんと一緒』(おにいちゃんといっしょ)は、2003年から2009年まで『LaLa』(白泉社)に連載されていた少女漫画である。作者は時計野はり2007年7月25日ドラマCDが発売された。

あらすじ

幼い時に母親を亡くし、祖母と2人暮らしだった桜。祖母までも亡くした14歳の桜の前に突然現れたのは、と名乗る4人の男達だった。彼らは死んだ父親の前妻との間の子供で……。

登場人物

声優はドラマCDのものである。

宮下桜(みやした さくら)
- 福圓美里
主人公。母親と祖母を亡くし天涯孤独になった少女。兄達の過保護っぷりに呆れながらも、正に恋心を抱いていく。
宮下正(みやした まさし)
声 - 近藤隆
シスコン気味の長男。小説家。外見は男性というより女性に近く、その為男性からしばしばナンパされる。以前のキャラ人気投票で、一位になった。鳴々のことをまんまる頭と呼ぶ。女装は趣味と言っているが、趣味の域を超えている。女性向け恋愛小説家なので普段は女言葉を使う。本人曰く、根からのオカマではないらしい。
宮下隆(みやした たかし)
声 - 神谷浩史
しっかり者の次男。桜の中学で国語の教師をしている。剣道4段。キレると怖い(どこからともなく木刀を出す)。近くを見る時は眼鏡をとる。
宮下剛(みやした つよし)
声 - 鈴村健一
フリーターの三男。素直ではないが根は優しい。自分の店を持つのが夢。後に喫茶店という形で夢を叶える。一日に一回は正に向かって暴言を吐く。犬が苦手。ツンデレ。
宮下武(みやした たけし)
声 - 小西克幸
無口な四男。周りから剛より年上に見られている。花好き、ちなみに4人のなかで作者が一番好きなキャラである。
森本りん(もりもと りん)
スイス人と日本人のハーフ。剛が昔身を寄せていた親戚の家の近所に住んでいた。外見は女だが、中身は男。剛ラブ。
宮下文子(みやした ふみこ)
桜の実の母親。正達の父親と再婚し、3歳の時に亡くなった。正の初恋の相手。
小川春(おがわ はる)
桜の亡くなった祖母。
鈴木一郎(すずき いちろう)
声 - 寺島拓篤
桜の同級生。サッカー部所属。桜にほのかに片想いしているが、近づこうとする度に兄達から迫害を受ける。また、桜自身も「鈴木君はただの友達」と言い、彼を落ち込ませている(桜は無自覚)。中ちゃんいわく、ヘタレ。
田中友子(たなか ともこ)
桜の女友達。通称、中ちゃん(なかちゃん)。高校生の兄と二人兄妹。隆に憧れている(恋愛感情はない)。
片桐(かたぎり)
桜の同級生。親の離婚で荒れているときに桜に励まされ、それ以来桜のことが好きだった。中学生の時に一度転校したが、高校生なって桜の通う高校に転校してきた。桜のことが好きで、何かとアピールを続けている。将来料理人になるのが夢で、調理部を立ち上げた。最近は園村のことが気になる。
園村ゆかり(そのむら ゆかり)
桜の女友達。大人しい。中学の野外活動の夕飯を作りに失敗した時に片桐に助けられ、以来片桐のことが好き。調理部に所属。
小塚鳴々(こづか なな)
声 - 中村悠一
音々の双子の兄。サッカー部の現キャプテン。シスコン気味。桜のことをおチビさんと呼び、気に入っている。正にライバル視される。音々のことをなにかと気にかけているが、応援している。
小塚音々(こづか ねね)
声 - 上原さやか
鳴々の双子の妹。サッカー部のマネージャー。寺田先輩のことが好き。

書誌情報

  • 時計野はり 『お兄ちゃんと一緒』 白泉社花とゆめコミックス〉、全11巻
    1. 2004年1月5日発売、ISBN 4-5921-8801-2
      • 「パラレル TO THE ワールド」(『LaLa DX』2003年1月号掲載)を併録。
    2. 2004年8月5日発売、ISBN 4-5921-8152-2
      • 「ガクチュー」(『LaLa DX』2002年11月号掲載)を併録。
    3. 2005年2月5日発売、ISBN 4-5921-8153-0
      • 「まほーの使い方」(『LaLa DX』2003年5月号掲載)を併録。
    4. 2005年8月5日発売、ISBN 4-5921-8154-9
      • 「ヒミツの扉のくぐり方」(『LaLa DX』2005年3月号掲載)を併録。
    5. 2006年3月4日発売、ISBN 4-5921-8155-7
    6. 2006年10月5日発売、ISBN 4-5921-8426-2
      • 「サンタのいる街」(『LaLa DX』2002年1月号掲載)を併録。
    7. 2007年4月5日発売、ISBN 4-5921-8427-0
      • 「白雪姫の童話」(『LaLa DX』2002年5月号掲載)を併録。
    8. 2007年11月5日発売、ISBN 4-5921-8428-9
    9. 2008年4月5日発売、ISBN 978-4-5921-8429-4
      • 「きみとぼくのうた」(『LaLaスペシャル』2007年8月号掲載)を併録。
    10. 2008年12月5日発売、ISBN 978-4-592-18430-0
    11. 2009年7月3日発売、ISBN 978-4-592-18543-7